春まだ浅い戸隠神社奥社へ

長野市の北西部、戸隠山の麓に鎮座する戸隠神社。その境内や沿道にて使用されている各種看板の製作・施工をアドイシグロでは手掛けています。(過去の記事はこちらから)今回はまだ雪残る4月の下旬に実施された、奥社(御本社)への由緒書き看板の納品の様子をお伝えします。

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戸隠地区へは弊社のある長野市街地から自動車で40分弱。標高にして1200m〜1300mに位置する戸隠神社奥社の入口に到着です。道路や駐車場の周囲にはまだ多くの雪が残っていました。参道の両脇に広がる林もその多くは葉を落としたままの冬の装い。脇を流れる雪解け水だけが春を感じさせます。

さて、今回の納品では特別に許可を得てこの鳥居の向こう側に車両を乗り入れました。「下馬」と彫られた石柱の横をそろりそろりと進み参道に入ります。

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鳥居から奥社までは約2km。そのほぼ中間にある随神門を越えると樹齢400年ともいわれるクマスギの並木が現れました。約500mに渡って続くこのハイライトに合わせるように参道の両脇に積もった雪も次第に高くなってゆきました。

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参道が階段へと変わる手前に自動車を停め、ここから先は人力で担ぎ上げます。この日は降水確率80%の予報。雪もまだ残っているとの情報を得て、カッパに長靴の完全装備で現場に臨みました。ところが幸いにして雨はパラパラ降る程度。これはご神徳でしょうか。足許に注意しながら進みます。

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時折現れる大きな岩や木々を横目に急な坂道を上り続けること10分。戸隠神社の奥社(御本社)に到着しました。ここに祀られているのは天手力雄命(アメノタヂカラオ)天の岩戸を開いた神様として知られています。その際に投げ飛ばされた岩戸が落ちた場所が現在の戸隠神社の場所とも伝えられています。開運守護・五穀豊穣にご利益があるほか、武道・スポーツ必勝の神様としても崇め奉られています。今回は納品したのはこの由緒書きを記した新しい看板。参拝の際は是非お役立てください。

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おまけ
今回の営業担当者Yが冬の戸隠神社奥社を訪れた時の様子です。背後に立つ「キケン!」の看板も物々しい、文字通りの雪に閉ざされた空間です。今回の納品もこの雪どけを待ってのものでした。宮司さんによれば、今年の雪は5月の大型連休まで残る見通し。参拝の際は歩きやすい靴と温かい服装でお出掛けください。

(取材・文:太田)

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関連リンク

[戸隠神社様オフィシャルサイト]