昔は「仕事」とはカウントしてもらえなかった「会社の環境づくり」について、問題を解決し進化させるために、社内に設置して部署横断で運営してきたのが委員会です。そして、看板屋一筋で長い歴史を持つアドイシグロが新規事業を動かしていくために作ったのがプロジェクトです。
これらの委員会・プロジェクトには共通点があります。それは、ベンチマークにより優良で先駆的な企業の考え方を学んで、できることから真似してみて、アドイシグロのオリジナルを作っていくという進め方です。前向きな言葉で表現すると上述のようになりますが、正直な体感で表現するならば、ひどく荒れ果てた社内をどうすることも出来ずに、さまよい歩いていたら優しい人達に出会って、いろいろ教えてもらったり助けてもらったりした、という感じです。
会社内に悩みがあるみなさん、答えは会社の外にも沢山あります。さまよい歩き、勉強に出かけ、良いものを見つけたら会社みんなで実践してみましょう!
7S委員会 since2010
■「7S」とは?
よく職場環境の改善や維持のために用いられる「5S」に、アドイシグロのオリジナル「2S」を足したものが「7S」です。
1「整理」=要&不要を分け、不要なものは捨てる。
2「整頓」=必要な物がすぐ取り出せるよう置き場所を決めて並べる。
3「清掃」=汚れをキレイに掃除する。
4「清潔」=ルールをつくり、キレイな状態を維持する。
5「しつけ」=1~4を、習慣にする。
6「シンプル」=愚直なまでに徹底的にシンプルに。
7「サイン」=表示&マークを分かりやすく。人間らしくアート感覚豊かに。
■7S委員会とは?
この「5S」+「2S」を推進していく委員会です。
■before&afterストーリー
看板屋さんの作業は、木工・塗装・大型印刷・貼り・鉄骨などなど、多岐にわたります。それぞれの作業場があり「どうせ、また明日も使うから」と片付けない時代もありました。木工作業場などは、木くずが膝まで積もっていました。マジです。事務所内も、荒れ果てた高校の部室みたいな感じでした。事務所や作業場は、何度かお引越しをすることで、整理(=捨てる)作業からスタート。何百万円ものごみを出した年もありました。恐怖ですね。
異業種の企業から「5S」を教えてもらい、アドイシグロでも取り組むようになりました。
徹底的にみんなで頑張っていた時には、事務所に来たお客様から「スゴイ会社ですね!」と褒められたことも。最近は、6番目の「S」ができていないのでちょっと緩んでおります。もう一度、初心にかえり、良い環境をつくってまいります。
LWB委員会(ライフ・ワーク・バランス) since2013
■LWB(ライフ・ワーク・バランス)とは?
「Life(ライフ)を大切にする会社づくり」のこと。
※働き方改革として「ワーク・ライフ・バランス」という言葉はよく耳にすると思いますが、そもそも「ワーク」が先ではダメなので、アドイシグロでは「ライフ・ワーク・バランス」と呼んでいます。
■LWB委員会とは?
以下の目標に向かって毎月1回委員と社長と社労士さんが集まり会議をして新たなるテーマについて常に考え行動している委員会です。初期は、みんなから出された意見を社長がその場で結論を出していくスタイルで環境改善がドンドン進みました。今は、徐々に難しい問題もあり、委員がお題を持ち帰り、みんなで考えるというスタイルに進化しています。
<目標>2013年スタート
①残業を減らす
②有給休暇の取得を増やす
<新目標>2020年スタート
③女性社員が定年まで男性と同等に働ける会社づくり。
④介護でも働き続けられる会社づくり。
⑤病気でも働き続けられる会社づくり。
■before&afterストーリー
看板屋さんの仕事は、朝早く取り付けて欲しいとか夜遅く取り付けて欲しいとか、土日にイベントの設営や撤去があるとか、残業や休日出勤が当たり前でした。社員全員が常にそういう仕事にスタンバイしているかのように意味もなく深夜まで残業をしていた時代も。ある意味、救急医か消防署のような気持ちで仕事に向かっていたのでしょうか?
岐阜県にある「未来工業」という電設資材メーカーの創業者のお話しを聴いてから、ベンチマークをして、アドイシグロにも取り入れるようになりました。
今も、残業はまだまだ少ない会社とは言えませんが、毎月1回社労士さんからの説明も聴いて、全員が「三六協定」を知っているようなオープンな会社になりました。自分の残業だけでなく、他の人の残業にも気を配り、協力体制もつくれるようになってきました。男性社員も1~2カ月という育休を取れた人もいます。今度は女性の産休や育休や、ベテラン世代の介護休なども安心して取れる準備をみんなでしていきたいと思います。
提案委員会 since2013
■提案とは?
担当している仕事とは直接関係ない部分にアイデアを出すこと。「自分は○○部だし、他の部や会社全体のことに口出しするなんて?!」「面白いこと思
いついたけど、勝手にアイデア出すなんて?!」という遠慮をせずに、自分の会社を良い方向に進化させることができるのが「提案」です。
■提案委員会とは?
はじめは、提案用紙に提案を書いて出したら、提案手当500円が支給されます。という制度を運営している委員会でした。この「提案制度」も岐阜県の未来工業さんの真似です。
■before&afterストーリー
残念ながら、まだafterはありません。未来工業さんの「提案制度」は、沢山の会社が取り入れていますが、成功している会社をまだ知りません。アドイシグロもまだ、真似をすることも、オリジナルに変換することもできていません。
でも、会社全員で新たなる商品やサービスを考えている今、提案委員会はとてもとても重要な存在になると思っています。Afterがどうなるか?beforeのままなのか?これからのアドイシグロに乞うご期待です。
VBP(ビンテージ・ビル・プロジェクト) since2013
■ビンテージビルとは?
時間をかけて建物に人とのつながりを創って、それが自然にまちのランドマークになっていくようなビルへと育った時、「ビンテージビル」となるのです。
※「ビンテージビル」は福岡のビル再生会社スペースRデザインさんのオリジナルの概念です。老朽賃貸ビルを、まちが必要とするビルへと再生する「ビンテージビル創出」事業をされている企業です。
■ビンテージビルプロジェクトとは?
看板屋アドイシグロが新規事業としてはじめた「長野ビンテージビルプロジェクト@光ハイツ」を運営するためのプロジェクトです。
「長野ビンテージビルプロジェクト@光ハイツ」は、1978年に建てられた鉄筋コンクリート造6階建ての共同住宅「光ハイツ」を、長野のまちを豊かにする人とのつながりの拠点として、時が経つごとに愛情が深まり、まちに愛される“ビンテージビル”へと育てるプロジェクトです。
■「長野ビンテージビルプロジェクト@光ハイツ」の詳細は、
光ハイツWEBへ