青い空の下で。

朝晩が涼しくなり、チョコレートの美味しい季節がやってきましたね。
いや、チョコは一年中美味しいんですよ?ただ、気温が高い日は手にチョコがつくっていう・・・。手につかないタイプのチョコも美味しいけれど、たまに普通のが食べたくなるじゃない。今期の秋~春は積極的に色んなチョコにトライしていきたい。そんな気分。(いつも通りじゃ・・・。とか言ってはいけません 笑)

さて先日、朝陽安楽院様にて横幕(冒頭写真)を設置させていただきました!
聞けば10月末で丁度3周年。看板を見やすくして、より一層お客様にスムーズにご利用頂けるようになればと、今回ご依頼をいただきました。1年位で表示を変えたいとのご要望もあったので、比較的簡単に交換できる横幕での施工です。

asahianrakuin-1

まずは既存の大きな建植看板を活かし、鉄骨の平枠を設置します。平枠は角パイプとLアングルで構成されており、既存看板の柱と同じ色で塗装済み。後ろのチラ見えにもばっちり対応しています。(平枠だけの写真を取り損なってしまいました。。。不覚!!)

asahianrakuin-2

次に、平枠にターポリンの幕を取り付けていきます。
ターポリンとは、イベントの仮設テントや店舗の日除けテント等でもよく使われている、ビニール系の素材です。高い耐久性を持っているので、屋外使用も大丈夫d(´v`)
しわなくピンと張れるように、引っ張りながらの作業です。

asahianrakuin-3

幕を仮留めしながら、ピンを20センチ間隔で打ち込んでいきます。
ちなみに、ピンはこんなフォルム。↓

asahianrakuin-4

このピンは脚の膨らみとクロスにより、付けたり外したりが簡単に出来ます。

asahianrakuin-5

最後に周囲の余分な部分をカットして、4辺に縁をまわします。
もちろん縁も既存看板の近似色で塗装済み。
柱を挟んで両面に設置したら、作業完了です!

asahianrakuin-6

青空に映える臙脂色。
オレンジと白が良いアクセントになっています。
より見やすくなった看板で、お客様へのアピールもばっちりですね!

asahianrakuin-7

18号線沿いに堂々とたたずむ朝陽安楽院様の看板。
お近くをお通りの際は是非ご注目くださいまし~!

朝陽安楽院様オフィシャルホームページ

打ち合わせに潜入!ROSEBERY CAFE(ロズベリーカフェ)

先日、長野市権堂にて。
ロズベリーカフェの打ち合わせに同行させて頂きました!
白い壁に赤い扉が映える入り口。
季節柄、秋の花々が可憐な花を咲かせていました。

rosebery-1

ビートルズ好きなオーナーのこだわりが詰まりまくった店内は、赤と緑を基調としていて、レトロな雰囲気。頻繁にライブが開催されているお店の奥には楽器や機材が所狭しと置かれ、出番を今か今かと待っています。
どこを撮っても絵になるオシャレな店内では、店長自慢の美味しいパスタが食べられるそうで。
今度食べに行こうと思います(´ω`*)

rosebery-2

さて今回、入り口横にブラックボードを設置したいとご相談をいただきました。既に何度か打ち合わせを重ねていて、なんとジョージ・ハリスン型のブラックボードを製作予定との事。イラストっぽくデフォルメしたジョージを手書き(!)で再現するそうで、いくつか写真を見比べてジョージの顔を選んでいきます。
「やっぱり笑ってるのがいいね~」

rosebery-3

また、店頭に赤い突き出し看板を取り付けるそうで。
赤いドアとシートの色を合わせるため、皆で色見本とにらめっこです。
「こっち・・・かな・・・?」「全部同じ色に見えてきた・・・」等々言いつつ、微妙な色の違いを吟味していきます。最終的にトマトレッドのシートに決定しました!

rosebery-4

・・・とまぁ、いかにも先程潜入してきました風に色々書いてきたわけですが、実は取材したの先週で、本日(10月29日)施工でしたっていう。。。遅くなってすみません(><;;)
取り付けにも同行してきましたので、詳しくは実績記事にてご紹介いたします!

rosebery-5

ロズベリーカフェでは毎月開催のライブ・ビートルズサンデーだけでなく、ライブのない日は毎日フリーステージが楽しめるそうです。ちなみに、ビートルズサンデーは11月8日(日)に開催予定。出演者募集中なそうですので、楽器好きな方、ビートルズ好きな方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
素敵なオーナーご夫妻がお出迎えしてくれますよ~。
それではっ!

[ロズベリーカフェFacebook]

戸隠神社様「歴史継承」~こだわりの看板づくり~

戸隠の山、奥深く。戸隠神社は、霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる神社です。創建以来二千年余りにも及ぶ長い歴史を有しています。古くは多くの宿坊が集まる寺院であり、明治以降は天の岩戸開き神話の神々に縁深い神社として信仰を集めてきました。
アドイシグロでは、神社内外に設置されている看板のほぼ全てを手掛けさせて頂いております。

ご参拝者のために

togakusi-1 戸隠神社では4年ほど前から、元々あった看板の作り直しを進めています。ここ数年、戸隠神社を訪れる参拝者は急激に増加しました。山の中、移動手段は車かバスに限られます。元々あった駐車場だけでは対応しきれず、新しい駐車場への誘導が必要となりました。さらに、多くの人々にスムーズに参拝してもらうために、社(やしろ)の在りかが一目で分かるようにする必要もありました。
現在、戸隠神社では案内看板や駐車場看板を増設し、多くの人々が気持ちよく参拝できるように、積極的に境内の整備を行っています。それに伴い、至る所にある古い看板も一緒にキレイにするよう心がけているそうです。

譲れないこだわり

由緒ある戸隠神社の境内に設置する看板には、譲れない3つのこだわりが随所に見られます。

togakusi-2一、歴史を感じる仕様である事。
歴史的建造物が多く残る境内。境内の厳かな雰囲気に調和する事が何よりも大切です。看板のデザインを統一したり、御神木の根元に建つ看板のように擬木加工を施すなどして、緑豊かな境内にも自然に溶け込むような工夫もしています。例えば火之御子社や中社の看板では、元々使われていた手描き文字をスキャニングして新しい看板でも使用しています。パソコンの文字では出せない温かさが、手書き文字の最大の魅力。どっしりとした筆跡が重厚感を醸し出しています。

togakusi-3
二、厳しい自然環境に耐えられる躯体である事。
冬は数メートルの雪に覆われる戸隠。雪の重みに耐えられ、寒さにも強く、すぐに劣化しない看板が求められます。しかし、目につく看板は格好良くしたいもの。頑丈にしようとしてゴツくなりすぎてしまうのはNGです。以前は表示にシート文字を使用していたそうですが、寒すぎてすぐに剥がれてきてしまった事もあったとか。現在でも色々な素材を試しながら、戸隠の厳しい自然環境に最適な素材・仕様を模索しているそうです。ちなみに宝光社の案内看板も、そんな試行錯誤を経て製作された看板の一つ。見た目からは分かりにくいかもしれませんが、ステンレス製でとても頑丈な作りをしています。

togakusi-4三、建築物を傷つけない事。
長い歴史を持つ戸隠神社では、貴重な建築物が至る所に現存しています。建物に負担をかけず、余計な傷を付けないように、社殿では基本的にボルトやビスは打ってはいけません。取り付け方の工夫と技術力が試されます。例えば中社社殿の欄間に架かる由緒書きは、この欄間の形に合わせて作った特注の金具で固定してあります。後世に建物が美しい状態で継承されるように、今できる最大限の工夫を凝らすことが大切なのだと思います。

 

これからも

togakusi-5 印刷技術の発達以前に製作された手書きの古い看板達は、材の劣化が進み、見た目だけでなく構造上も脆くなっています。多くの人の目に止まる看板だからこそ、きちんとした素材で、美しく見やすい物にする事が必要なのだと思います。聞けば、今後も順次境内の整備を進めていくとの事。戸隠神社を訪れる方々に「また来たい」と思ってもらえる環境づくりの為に、弊社も微力ながらお手伝いしていきたいと思います。

 

togakusi-6

 

今回取材をさせていただいた際、宮司さんから「今まで何度も頼んでいるので、“前と同じで”と言えば分ってもらえる。頼みやすいですね。」とお言葉をいただきました。正直に言いましょう。ワタクシ担当営業でないにも関わらず、とても嬉しかったです。何度もお仕事をさせて頂く中で培われた信頼関係を感じた瞬間でした。これからも「前と同じで」と言っていただけるように、技術でお応えしていきます。

 

 

宮司さん、お忙しい中拙い取材に丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございました。
戸隠神社様、今後とも何卒よろしくお願い致します!
執筆:小林

ご紹介させて頂いたお客様

戸隠神社様
戸隠山の麓にて。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる神社。

[戸隠神社様オフィシャルサイト]

「なんで会社の書庫にデロリアン(タイムマシン)があるの!」

2015年10月21日って何の日?ふっふー♪

答えは、バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2でマーティとドクが行った未来の日。
この話題、ネットやテレビで見たよーっていう方も多いと思います。

・・・っていう話を昨日事務所でしていたら、出てきました。
デロリアン(タイムマシン)パート1のラジコン。

de lorean-1

ボディ・コントローラー・パッケージに至るまで、キレイな状態で保管されております。
電池は抜いてありましたが、単3電池を入れればちゃんと動くそうな。

de lorean-2

「なんで会社の書庫にデロリアン(タイムマシン)のラジコンがあるの」

至極真っ当な疑問をデザイン室長にぶつけてみました。

昔、アドイシグロのプラモデル好きが集まって“プラモデル同好会”を結成していた。
これはその頃の遺産だ。
懐かしいネ!

との事。

de lorean-3

「むしろ俺入りたいんだけど。」と言った矢作さんはさておき。

聞けば10年位前に購入し、そのまま会社で保管していたそうです。
購入後、会社でずっと保管されていたデロリアン(タイムマシン)・・・。
10年の時を経て、今再び日の目を見たデロリアン(タイムマシン)・・・。
後姿もばっちりじゃないか・・・!

de lorean-4

動かない事を承知で、形だけ当時に思いを馳せてみたり。
今度単3電池を持ち込んでやろうと思います。

de lorean-5
//ひゃっはー\\

清泉女学院大学様「産学連携 展示プロデュース②」~夏の花見~

seisen-summer-1 新しくなった長野駅の新幹線改札口前にある「長野市観光情報センター」。その一角にある展示ケースを清泉女学院大学の学生がプロデュースするプロジェクトが発足してから、早くも半年が経ちました。
【前回記事】
「産学連携 展示プロデュース①~スペインの春~」

春の展示から夏の展示へ。自分たちにしか出せないイメージを形にするべく、打ち合わせにも熱が入ります。前回に引き続き、アドイシグロも彼女たちの想いを全力で形にさせて頂きました。

涼やかに、華やかに

seisen-summer-22回目となる夏の展示。テーマは「夏の花見」です。
大きな白いザクロの木は、夏の展示でもそのままの形・配置で使用されました。不変の存在として、年間通して展示されるそうです。背景には聖母マリアの象徴である「海の星」こと六芒星を配置。色は水を表現するために涼やかな青色を採用しました。春の展示で青い鳥だったアクリル製の中吊りは、水中を優雅に泳ぐソードテールという魚へと姿を変えました。この魚は別名「泳ぐ宝石」とも言われているそうです。青の空間に浮かぶ赤い色が、はっとするほど美しいコントラストを演出しています。ガラス面に貼られた蓮の花は、テーマである「夏の花見」からの連想。春の展示から一転、鮮やかな色使いで夏の到来を告げています。「清らかな心」という花言葉からも、清泉女学院大学の理念を彷彿とさせます。
ガラスを水面に見立て、水中を上から覗き込んだような夏の展示。華やかなのに、どこか静かで凛とした雰囲気を漂わせています。

共に造っているからこそ

seisen-summer-3清泉女学院大学で学ぶ数人の有志によってデザイン・運営されているこの展示。
今回も、学生の皆さんに現場での施工をお手伝いして頂きました。その際、少しずつ出来ていく展示を見ながら「ここはこうして正解だったね」「ここ、次はこうしよう」等と話し合う学生の皆さんの姿がありました。
実は、背景・中吊り・ガラス面のどれか1つを1人が担当し、各々バラバラでデザインを考えているのだそうです。

 

seisen-summer-4出来たパーツを皆で持ち寄り、組み合わせ、その過程で生まれた新しいアイデアを加えながら、何度も微調整を繰り返していく。ただつぎはぎするのではなく、全てのパーツが展示ケースの中で馴染んで繋がるように。複数人で1つの物を作っているからこそ生まれる作業ですが、そこからは1人では考えもつかない程、広く深い世界が生まれてくるのだと思います。
春・夏の展示で得た経験と教訓もしっかり取り込まれた、人々の視線を釘づけにする秋の展示が楽しみです。

おわりに

seisen-summer-5
年間を通して4回変わる展示も、これで半分の施工が完了しました。残り2回の展示がどう変化していくのか、今からわくわくします。
聞けば「秋はイメージできる要素が多くて迷ってしまう」との事ですが、きっと素敵な展示が仕上がってくることでしょう。
アドイシグロも施工面から全力でバックアップいたします!

 

学生の皆さん、山貝先生、春に引き続き夏も取材させて頂き、本当にありがとうございました。秋と冬もよろしくお願い致します。
そして清泉女学院大学様、今後とも何卒よろしくお願い致します!
執筆:小林

今回ご紹介させていただいたお客様

清泉女学院大学 様
長野県長野市に本部を置く私立女子大学。

清泉女学院大学様 公式サイト

 

【清泉女学院大学様 関連記事】

産学連携 展示プロデュース①~スペインの春~

夏季休業のお知らせ

タイトルと全く関係ありませんが、暦の上ではもう秋だと知り動揺が隠せません。
こんにちは、小林です。

さて、今年のアドイシグロでは8月13日(木)~16日(日)を夏季休業とさせていただきます。
お電話を頂いても対応できませんので、あしからず。

obon-1

そういえば、先週土曜日から既に休暇スタートの方もいらっしゃるみたいですね。
テレビで見ましたよ。うらやましい。

obon-2

もう、
明日からじゃねーか!!
とか、
4日って短くない?
とか、
言いたい事は色々あると思いますが、面倒くさいのでひとまず脇に置いておきましょう。

我々のミッションはただ一つ、この短かすぎる夏休みを満喫する事。
建前上「ご不便おかけするかも☆」なんて言ってますが、内心ウッキウキなんだから。

ちなみにですが、ワタクシは実家で美味しい夏野菜を貪り食ってきます。

それでは!

obon-3

本日のおやつ(不定期)~お煎餅ミニパック~

朝も夜も日中も、まんべんなく暑くなってしまいました今日この頃。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
(暑中見舞い風味)

今回は久方ぶりにおやつの話題です。

お煎餅-1

午後4時に事務所に戻ると、机の上に薄桃色の包みが鎮座ましましていました。
朝顔の絵柄も涼やかな彼女は、総務の高山さんからの差し入れでした。ごちそうさまです!

お煎餅-2

中に入っていたのは、7種類の小さなお煎餅達。

・梅ざら煎餅(ほどよい酸味)
・落花生おこし(薄紅の彩り)
・切昆布あられ(後をひく味)
・柚子あられ(ふわっと香る)
・アーモンドあられ(軽やかな食感)
・海苔ふりあられ(こんがり粒粒)
・青のり煎餅(木の葉の形)
-パッケージ裏面から抜粋-

あまりの可愛らしさに、どれから食べようか迷ってしまいますね。

お煎餅-3

実はワタクシ、豆の入っているお煎餅が大好きでして。
ザクザクしたあられ(ベース)の中にカリカリした豆がピンポイントで入っているのが、何ともたまりません。
異なる食感が生み出すハーモニーは、遥かなる宇宙をも彷彿とさせ云々・・・。
兎にも角にも大変美味しゅうございました。

お煎餅-4

ちなみにですが、ワタクシ大福も豆の入ったヤツが大好きです。
塩豆大福とか最高。
まぁ、ご参考までに。

☆本日のおやつ→中央軒煎餅「花色しおん」

☆クリアーな壁面サイン☆

はろ(・ω・)ノ小林です。
日に日に気温が高くなるこの季節。
大好きなチョコレートをデスクの引き出しで大切に保管していたら、でろんでろんになってしまいました・・・。
そろそろ冷蔵庫に小林専用お菓子BOX(通称:小林BOX)を用意したいと思います。←

さて、先日美容室りんごの木様のサイン工事を行いました。
before↓
ringonoki-1

after↓
ringonoki-2

今までのシンプルなロゴから、大人カワイイロゴへチェンジ!
個人的にはめっちゃ好みです(´∀`*)<私情!
(上の写真はセントラル店の独立看板です)

今回はロゴの変更に伴うサイン工事でしたので、色んな所に入っていたロゴをフルチェンジしました。
その中から、タイトルにもあるクリアーな壁面サインに注目したいと思います。
(以下の写真は川中島店です)

ringonoki-3

H830㎜×W2400㎜で、ガラスエッジ(5㎜厚)を使用。
本物のガラスのように、小口がうっすら青緑がかっているのが特徴のアクリル板です。
実は四方のフチを面取り+小口磨き加工をしてあり、細かいディテールにもこだわった美しい仕上がりになっております。
(アップの写真を撮り忘れておりました・・・不覚・・・!)
ちなみに表示はシートの切り文字で、ブラウン・赤・クリーム色の3色を組み合わせて貼り込んであります。

面板の仕様が分かったところで、取付の様子を見てみましょう。

ringonoki-4

まずは位置決め。
下から見て建物に隠れない高さを確認します。
左右は均等に、上下は水平を見ながら慎重に位置を決め、マスキングテープで印をつけていきましょう。

ringonoki-5

1人が上で位置を決めている間に、もう一人が下で面板にビス穴をあけます。
アクリル板は割れやすいので慎重に。
さて、ここまで読んで、アドイシで面板を加工してた時にあけとけばいいのにーって思った方、挙手!
はーい(・Д・)ノ←
確かに設備の整った工場内の方が楽に作業できますし、現場での作業量は出来るだけ少ない方が良いです。
しかし、今回のように壁がボードの場合、ボードとボードの間を埋める目地の部分はビスが効かないので、目地にビス穴がかかってしまったら一大事なのです。
現場で正確に測り出ししてから穴をあけた方が、失敗がないですよね。

ringonoki-6

さて、位置決め・面板穴あけが終わったら、壁の印に面板を合わせてビス位置を確認。
壁にも事前に下穴をあけ、ボードアンカーを仕込みます。
そしていよいよ壁に固定・・・

ringonoki-7

・・・されました(笑)
壁から40㎜浮かせる為に、ポピックという飾りビスを使用しています。
飾りビスはステンレス製直径25㎜の先付けタイプ。
面板サイズが大きいのであまり実感がわきませんが、一個一個は軽く手のひらサイズです。
持つとずっしり良い重さをしています。

ringonoki-8

最後に面板についた指紋や汚れをふき取って完了!

ringonoki-9

青空に映える壁面サイン。
シート文字の部分が壁にうっすら影を落とし、平面的な面板に立体感を持たせています。

尚、同じタイプの壁面サインはセントラル店をはじめ各店舗でも見ることができます。
お近くをお通りの際はゼヒご注目くださいね。
それでは~

美容室りんごの木様 オフィシャルホームページ

かき氷は夏の薫り。

先日。
日中の蒸し暑さから打って変わり、幾分涼しい風が吹きぬける夕方6時半。
閉店後の根元八幡屋礒五郎本店へお出かけしてきました。
モチロンお仕事で(笑)

八幡屋タぺ-1

ターゲットは入り口の横で年に数回変わる、壁面タペストリー。
今回は夏らしくかき氷だそうで!
本店奥の横町カフェで6月から販売している夏季限定スウィーツ。
その名も、「横町かき氷」。

八幡屋タぺ-2

ふわふわのかき氷に、つるんとしたのど越しも涼やかな3色の生麩。
4種類のスパイスソースから2種類を選択でき、味の変化も楽しめます。
先にかかっているミルクシロップが、爽やかなスパイスソースの風味をより一層引き立てて・・・

八幡屋タぺ-3

美味しそー・・・(ゴクリ

と、のどが渇いてきたところで、お仕事の話に移りましょう。

八幡屋タぺ-4

タペストリーのサイズは横1m×縦3m。
趣ある蔵風の建物、壁がでこぼこしてるので、まずは下地にプライマーを仕込みます。
屋外で、しかも貼りつきにくい壁ですので、念入りに。

八幡屋タぺ-5

次に壁面用シートを貼ります。
しっかりと、しかしなるたけ下地を拾い過ぎないように、丁寧に貼っていきます。

目地に残った空気も抜いて。

八幡屋タぺ-6

最後に上辺を透明なアクリルで押さえたら作業完了です!

八幡屋タぺ-7

夏らしく、涼やかな雰囲気のタペストリー。
店内から漏れるオレンジ色の灯りが良い雰囲気です。

八幡屋タぺ-8

正直仕事そっちのけでかき氷食べたかった・・・!!

横町かき氷は根元八幡屋礒五郎本店の奥、横町カフェにて好評販売中です。
皆さんゼヒ足をお運びくださいませませ!

根元八幡屋礒五郎様オフィシャルホームページ

梅雨前リニューアル!壁面チャンネル文字

皆さまお久しぶり(・ω・)ノ<ハオ
先日ついに長野県も梅雨入りしましたね。
ジメジメ感MAXな毎日に、小林は早くもノックアウト寸前です。
持ち歩き可能な除湿剤って誰か開発してくれませんかね。
キャッチコピーは「持ち主の周囲半径50㌢を適度に除湿!梅雨のジメジメとはもうおさらばよ!」
みたいな。
閑話休題。

梅雨入りするちょっと前、アドイシグロでは長年お付き合いのある 信毎ふれあいネット様 のサイン工事を行いました。
shinmai.blog-2

社名変更に伴いロゴを一新。
壁面チャンネル文字や突き出し看板、掲示板の表示まで、社名・ロゴ全てをフルチェンジです。(上の写真は屋代営業所です。)
沢山ある営業所の中から一例として、南営業所の工事の様子を見てみましょう。

まずは壁面チャンネル文字。
高さがある現場ですので、高所作業車を使用しております。

shinmai.blog-3

元は「SC」の2文字がデザインされた、2m×1.2mくらいの大きな箱文字でした。
素材はスチール、表面はシート貼り仕様です。
パーツごとに外していきます。

shinmai.blog-4

外してびっくり、文字の形に壁の下地がむき出しになっていました。
チャンネル文字を取り付けてから、壁に吹き付け塗装したんですね。
聞けば施工してから数十年経つのだそうで。長い間お疲れ様でした。

shinmai.blog-5

さて、作業は文字の跡を隠すように、真白なアルミ複合板を取り付ける工程に移ります。
このまま直接NEW箱文字を取り付けると壁の下地が丸見えですので。
というわけで、小林も遥かなる高みへフライアウェイ(約10メートル)。

shinmai.blog-6

「パネル押さえててなー」という製作部長の声に「はーい」と返したものの、直射日光暑いし風強くて地味に揺れるし汗でパネル滑りそうだし。

内心「部長早く!マジ頼んます!!」と焦りながらの5分間(体感)でした。

shinmai.blog-7

実はこの壁面への取り付け、存外難しい作業で。
建物の壁は使われている素材によって取り付け方やビスの種類を判断し、その都度変えていく必要があります。
今回の壁面ではコンクリートのボードが使われていました。
コンクリートは普通のインパクトドライバー+ビスでは穴があかないので、振動ドリルというごついヤツで一度下穴をあけなければいけません。

振動ドリルで穴をあける→いつものインパクトドライバーに持ち変える→ビスを打つ→振動ドリルに持ち変える→以下エンドレス。

shinmai.blog-8

2ヶ所留めてしまえばずれることはないので、後は軽くパネルを押さえるだけの簡単なお手伝い。
こういう難しい取り付けを間近で見る機会も中々ないので、写真を撮りつつがっつり教えて頂きました(笑)

shinmai.blog-9

アルミ複合板を貼り終わったら、そのままチャンネル文字の原稿を張ります。マステでぺたぺたっと。
文字を取り付ける位置を確認し、要所要所にカッターで切れ込みを入れ、アルミ製のピースを取り付けます。
そしていよいよ本体の取付へ・・・。

shinmai.blog-10

横幅約2㍍×縦幅約1.5㍍。
ステンレス製の躯体に朱色の焼き付け塗装仕上げ。
全て繋がっている形の為、一気に持ち上げます。

shinmai.blog-11

ゆっくり空へ上っていく朱色の「ふ」。

shinmai.blog-12

先程取り付けたピースにかぶせる様に壁に当て、側面からビスで留めて固定。
シルバーのビス頭は目立たなくなるように同色のペンキで塗装しました。

shinmai.blog-13

作業完了です!
雲一つない青空にくっきりと浮かび上がる朱色の「ふ」。
これからはこの真新しいチャンネル文字が目印となります。

shinmai.blog-14

ちなみに、同時並行でエントランスの建植サインも模様替え致しまして。
Bfore↓
ahinmai.blog-15

サビだらけだった青い表面を、真白に塗り替え。
モチロン防錆処理もばっちりです。
シート文字で表示を入れて、白とのコントラストも美しい建植サインに生まれ変わりました。

After↓
shinmai.blog-16

以前の面影を残しつつ、新しい看板へバージョンアップした信毎ふれあいネット様のサイン達。
お近くをお通りの際はゼヒご覧くださいまし!

ではでは~ノシ

信毎ふれあいネット様オフィシャルホームページ

清泉女学院大学様「産学連携 展示プロデュース①」~スペインの春~

善光寺平を一望できる素晴らしい景色の高台に、清泉女学院大学は建っています。同学院はキリスト教の福音(good news)に基づいており、深い学知と真の優しさを兼ね備えた女性の育成を目指し、半世紀に及び長野の地で女性教育を担ってきました。その経験の蓄積を生かし、現在は様々な地域活動を積極的に行っています。「こころを育てる」を合言葉に、社会で活躍できる女性を目指して学生たちが日々勉学に励んでいます。

始動!展示ケースプロデュースプロジェクト

seisen-1

この春、北陸新幹線金沢駅開業にあわせ、長野駅新幹線改札口前に「長野市観光情報センター」がオープンしました。その一角にある展示ケースを、清泉女学院大学の学生がプロデュースするプロジェクトがこの度発足。「四季」をテーマに年4回パターンを変え、長野駅を華やかに彩る計画です。
アドイシグロではアイデアを形にできる施工方法や素材の提案、実際の製作までのお手伝いをさせて頂きました。

シンプル・イズ・ベスト

seisen-2

デザインを考えるに当たり大切にしたのは「現場イメージ」だそうです。デザイン案の段階から、展示スペース周辺のイメージも踏まえた立案を検討してきました。周りに特産品が沢山並ぶ観光情報センターの、通路よりの特等席。良く目に留まる所だからこそ、長野駅を訪れた人が「お、」と足を止めるような素敵な展示にしたい。最終的に行きついたのは「シンプル」と「プロの技術で作ること」、そして「スペイン」というテーマでした。

 

seisen-3

 

学校法人清泉女学院は世界23か国に広がる国際的な修道会が母体となっており、世界中に教育施設を展開しています。中でもスペインには37もの教育施設があり、清泉のルーツとも関係が深いそうです。
ガラス面の白いシート文字は、スペイン語で「幸運は求める物の所にやってくる」という意味。
中央の大きな木は、スペインのグラナダ地方に多く植えられているザクロの木。seisen-4
青く透き通ったアクリルの鳥はメキシコ南部からパナマ諸島にかけて生息している鳥「ケツァール」をイメージしており、この地域一帯は昔スペイン領だったそうです。
「清泉で学ぶ自分たちにしか生み出せないものを。」
展示ケースの中には、そんな学生の皆さんの思いが溢れんばかりにつまっています。

 

学生主導だからこそ

seisen-5

学生の一人に話を聞いた所、最初にプロジェクトの話を聞いた時の印象は、「楽しそう!」だったそうです。しかし計画が進むにつれ、「大変なものに関わってしまった!!」と思うようになったそうで。
今回のプロジェクトでは、コンセプトやデザイン案作成段階から、弊社営業の矢作が同席させて頂きました。今回は納期が予め決まっていたため、まずは大まかなスケジュールを設定。そして施工方法や素材の検討、それに伴う予算なども、その場で一緒に考えました。我々社会人には当たり前の事かもしれませんが、学生の皆さんにとってはリアルな社会経験になったのではと思います。このプロジェクトを通し、プロと対等な立場でアイデアを形にしていく過程を楽しんでいただけたら、私共も嬉しい限りです。

おわりに

seisen-6

今回印象的だったのは「スペインの春」が形になった際、学生の一人が「パソコン上で考えてたよりもはるかに良い!」と嬉しそうに言っていたことです。そう、ものづくりの醍醐味は想像を現実にできること!体験した人だけが味わえるわくわくとドキドキが、学生の皆さんの心にもじんわり刻まれたのではないでしょうか。これから1年間、季節の移ろいと共に変わっていく展示がとても楽しみです。県内の方も県外の方も、長野駅をご利用の際はぜひお立ち寄りくださいね。

今回取材させて頂いた学生の皆さん、山貝先生、本当にありがとうございました。作業中、周りでパシャパシャ撮影していてすみません!夏の展示でもよろしくお願いいたします!そして清泉女学院大学様、今後ともよろしくお願いいたします!
執筆:小林

今回ご紹介させていただいたお客様

清泉女学院大学 様
長野県長野市に本部を置く私立女子大学。

清泉女学院大学様 公式サイト

七味唐辛子缶オブジェ(回転式)

先日のとある昼下がり。
製作場の机の上。
尋常でないオーラを纏う筒型の物体。

この、長野県民ならどこかで必ず目にしたことがあるであろうフォルムと色彩の正体は・・・
そう、根元 八幡屋礒五郎の七味唐辛子缶です。

DSCF2935_R

直径25センチ、高さは台座も入れて50センチ。
下には丸い台座がセットされており、台座から伸びるコードにはスイッチがついています。

スイッチON!

DSCF2978_R

「うぃ~~~~ん」と鈍い音を立てながら回りだす七味唐辛子缶(巨大)。
この時の感動と興奮を写真でお伝えできないのが残念でなりません・・・。

窓から差し込む柔らかな光が、回る七味唐辛子缶を優しく包みます。

DSCF2965_R

後ろもばっちり。↓

DSCF2942_R

胴部分は塩ビ管にインクジェット出力したシートを貼り込み、蓋は鉄板を曲げて溶接して焼き付け塗装仕上げ。

DSCF2987_R

ちなみに、胴は七味唐辛子缶特有のメタリックな質感を再現するためにシルバー地のシートに出力。
口の部分も濃いグレーのシートを重ねてあるので、傾けて振れば中から七味唐辛子がぱらぱら出てきそうですね。
※注:中は空洞です※

DSCF2949_R

そっと添えられた小さな七味唐辛子缶(本物)と比較しても遜色ない出来栄えに、担当営業の矢作も「いいっしょ(笑)」と満足そうな表情で七味唐辛子缶を見つめています。

DSCF2953_R

この職人の意地と遊び心が詰まりに詰まった七味唐辛子缶は、新しくなったMIDORI内店舗にて展示されています。
皆さん、MIDORIにお立ち寄りの際は是非ともこの七味唐辛子缶オブジェ(回転式)を見に来てくださいね!
それではっノシ

DSCF2967_R

 

根元八幡屋礒五郎様オフィシャルホームページ