梅岡旅館様~居心地よい空間で生まれる縁~

権堂アーケードから東へまっすぐ進むこと約350m。東鶴賀町の人なら誰もがご存知な梅岡旅館様の看板を、この度アドイシグロでリニューアルさせて頂きました。

 

昭和27年の創業当初はすき焼き屋で宿泊もできる複合型でしたが、昭和52年の建て替えを機に旅館一本に絞ったそうです。ロビーには古い時計や壺などの骨董品がいたるところに置かれ、この地で歩んできた歴史を感じます。

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今回リニューアルしたのは北面と西面にあった内照式の突出し看板です。板金のフレームをきれいに塗り直し、表示面は和モダンな雰囲気の板面に入れ替えました。グレーの家紋が何とも粋な仕上がりです。
実はこの看板、元の状態はそこまで悪くありませんでした。にも関わらずなぜリニューアルしたのかというと、外国人のお客様が増えた為。日本語が分からないお客様のために、どうしても英語表記が欲しかったのだそうです。これから一層増えるであろう国外からのお客様。より来やすくなるような環境づくりをアドイシグロもお手伝いできればと思っております。

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ご主人と息子さんに旅館を営む上で今も昔も心掛けていることをお聞きした所、お客様にゆっくり和んでもらえる空間づくりを意識しているのだそうです。「親戚の家に遊びに来たみたいにのんびり和んでほしいんです」その想いはお客様にも伝わっているのでしょう。昔からの常連が多く、サラリーマンや現場作業員の方々の常宿となっているそうです。普段は会うことの無い人同士が梅岡旅館で「また会ったね」とロビーでお酒を酌み交わすこともしばしば。以前はロビーにピアノがあり、お客様とご主人の娘さんがセッションしたこともあったとか。一場面が目に浮かぶようです。

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また部活動の合宿での利用も多く、合宿の予約が入っている日はご飯を沢山炊くんだとか。「小学生の時に合宿で来ていた子が大学生になってまた合宿できてくれて。食べるご飯の量が違うんですよね。昔はお茶碗1杯も食べられなかったのに今は3杯も食べるの!?って、こんなところで子供の成長を感じて嬉しくなります。」顔をほころばせ、嬉しそうに話して下さりました。

 

 

お話をお聞きして感じたのは、ご主人と息子さんの人柄の温かさ。どうしたらお客様が居心地よく宿泊できるか、常に考えていらっしゃるのでしょう。どのエピソードもお二人の人柄あってこそのものばかりです。
この他にも沢山のエピソードをお話しして下さりましたが、とてもじゃありませんがご紹介しきれません。もっと聞きたい方は是非梅岡旅館へ泊りに行きましょう。素敵なご主人と息子さんが温かく出迎えてくださいます。

 

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梅岡旅館様、お忙しい中拙い取材に丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願い致します!
執筆:小林

 

 

 

 

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