八十二銀行様「八十二の森活動」~看板でつなぐ地域への想い~

長野県内を中心に広く展開している株式会社八十二銀行様。
「健全経営を堅持し、もって地域社会の発展に寄与する」という経営方針を掲げ、地域の人々から多くの信頼を寄せられています。弊社では、店内外の主な看板やサイン類を手掛けさせていただいております。
長年地域社会と信頼関係を培ってきた八十二銀行様は、環境保全活動を「CSR(企業の社会的責任)の根幹」に位置づけ、積極的に活動していらっしゃいます。

八十二の森活動中

現在長野県では、森林の荒廃と里山の消失が大きな問題となっています。
「すぐ身近にある森の良さを地元の人たちが知らない。だからこそ地元に密着し、地元と共に生きてきた我々企業と従業員が森の大切さを知り、それを地元の人々に伝えていかなければならない。」
未来に豊かな自然を残すため、持続可能な地域社会と地球環境を守るため、役職員一丸となってこの環境保全活動を展開しているそうです。

 

八十二の森活動

松本市美鈴湖の森にて_集合写真 今年5月、松本市にて「八十二の森」森林(もり)の里親契約を締結し、「松本市美鈴湖の森」をオープンしました。森の入り口には弊社で製作した木製看板が、周りの木々と調和しながら佇んでいます(冒頭写真)。
現在5ヶ所ある「八十二の森」ではその全てにアドイシグロ製作の木製看板が設置されており、それぞれの森を静かに見守っています。
美鈴湖の森ではこの豊かなフィールドを最大限に生かし、下草刈りから始まり除伐、間伐、枝打ち等の活動に多くの従業員が家族と共に参加しています。
自らの手で作業をすることで森への親しみがどんどん広がっていき、森への興味を育てていく。それが、これからの森を支える力になる。
そう信じて年10回もの活動を毎年行っているそうです。

地域と共に歩む

RIMG0619-1_R-2 「活動を始めたきっかけは『地元に何か還元したい』という思いからでした」と語るのは、現在八十二の森活動を担当している環境室の坂本さんです。作業を行うのが森のスペシャリストではないだけに、場所の選定や作業の管理・段取りなど、特に安全面では想像以上の苦労があるそうです。しかし、坂本さんはこの活動の重要性を熱く語ります。
「地方銀行は地域社会があってこそ成り立っているんです。森の問題は地域の問題。その地域を守ることは我々地銀の存続には必要不可欠なんです」と。地域と共に生き共に歩む地方銀行だからこその信念が、この言葉には込められているように感じます。

いままでも、これからも。

八十二の森活動中_擬木看板の周りもきれいになりました 最後に八十二の森活動の展望をお聞きしました。
現在5ヶ所ある八十二の森を今後もずっと大切に守っていく事。そして長野本来の森にしていくために、絶滅危惧種を守り生物多様性を維持する活動をしていく事。この2つを大きな軸として、今後も活動を続けていきたいそうです。
長年サイン業を通して景観づくりを担ってきたアドイシグロもこの活動に強く共感しており、サインで少しでも活動のお手伝いができたらと思っています。

 

今回お話をお聞きする中でとても印象的だったのは、担当の方だけでなく、役職員も一丸となってこの活動に取り組んでいる所です。企業として職員全員で関わることで生まれる一体感と地域への想い。地域とのつながりが希薄になりがちな中で、企業としての役割はこういう事なんだと改めて気づかされた瞬間でした。今後も八十二銀行様と共に、長野が抱える社会課題に取り組ませていただきたいと思います。
お忙しい中拙いインタビューに答えてくださった坂本さん、本当にありがとうございました。
八十二銀行様、これからも末永くよろしくお願い致します!

執筆:小林

今回ご紹介させていただいたお客様

八十二銀行 様
長野県長野市に本店を構える銀行。

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